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スロバキア 医療用マスクを無税化へ

P2マスク

東欧スロバキアの英字新聞、スロバック・スペクテイター紙が2月3日に報じたところによると、同国閣議がレスピレーター・マスクについて2か月間、減税とする案を可決しました。

今後は国会で承認についての議論が行われることになります。

スロバック・スペクテイター紙の2月3日の記事

レスピレーター・マスク 無税化へ

スロバキアでもすでに変異株の新型コロナウイルスが見つかっており、内閣はN95、FFP2、FFP3などの医療用レスピレーター・マスクを屋内の公共施設、一般の商店、公共交通機関で着用するよう勧めています。

スロバキア保健省のマレク・クライチー大臣は、イギリス変異株についてもマスクが有効な防護策になると述べています。

FFP2、FFP3などのレスピレーター・マスクがより多くの人々の手に渡るように、内閣は4月末までの期間限定で無税化とする案を可決しました。

レスピレーター・マスクの価格を抑えるための処置です。

この可決案が早急に施行されるよう、現在、国会で審議がされています。

国は国家資源管理省に50万枚のレスピレーター・マスクを配布するよう指示を出すことにしています。

これは抗原検査で陽性だったすべての人が3枚ずつ受け取れる数量となっています。

2月12日現在、スロバキアの新型コロナウイルス感染者数は累計で27万人あまり。死者は5千人あまりとなっています。

ドイツの医療用マスク義務化

ヨーロッパではドイツ・バイエルン州が他国・地域に先駆けて医療用マスクを義務化、そして国全体としては1月19日に、一般商店、公共交通機関でのFFP2など医療用レスピレーター・マスクの着用を法令で義務付けました。

ドイツ政府は60歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ人には無料で3枚のレスピレーター・マスクを配布しています。

また、国内バイエルン州では、失業者らに250万枚のFFP2レスピレーター・マスクが配られています。

ニューズウィークの2月2日の記事

一方、失業保険受給者や低所得者などは無償のレスピレーター・マスクを受け取れないとあり、いっそうの金銭的支援を求める声が上がっています。

いずれにせよマスク着用義務に違反した場合には、約2万円の反則金が課せられることとなっており、強制力を持った政策となっています。

国が法令や罰則でレスピレーター・マスクの着用率を高めようとする姿勢は、スロバキアでのレスピレーター・マスク無税化政策とは少し異なる方向性だと言えるでしょう。

2月12日現在、ドイツの新型コロナウイルス感染者数は累計で232万人あまり。死者は6万4千人あまりとなっています。

J-CASTニュースの2月3日の記事

オーストリアでは原価で販売

ドイツ・バイエルン州に次いで、公共交通機関、一般商店での医療用レスピレーター・マスクの着用を義務化したオーストリア。

1月17日に3度目のロックダウンを延長し、対策を一部強化していました。

JETRO(日本貿易振興機構)によると、オーストリアではFFP2レスピレーター・マスクが小売店にて原価で販売され、低所得者には無料で提供されていると言います。

レスピレーター・マスクの価格を抑えて着用義務化を支えながらさらに着用率を高めよう、感染拡大に歯止めを掛けよう、という意図が見えます。

こちらはスロバキアの無税化に近く、さらに着用義務化をも達成しているケースと言えるでしょう。

JETROの1月20日の報告

2月12日現在、オーストリアの新型コロナウイルス感染者数は累計で42万人あまり。死者は8千人あまりとなっています。

各国のアプローチ方法は異なりますが、いずれも少しでも多くの人々に日常的にレスピレーター・マスクを着用してもらうための政策です。

世界では今、FFP2、N95、P2、DS2など各国の安全基準を満たした医療用レスピレーター・マスクの高いフィルター性能とその広い普及が必要とされているのです。