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N95マスクの偽物が流通 本物を入手するには?

P2マスク

2月9日、アメリカ・ワシントン州にある40もの病院に医療用マスク、N95マスクの偽物が入荷した、とCNNニュースは報じました。

N95マスクとは、微粒子を95%ろ過・除去するという規格基準を満たしたレスピレーター・マスク(呼吸器保護具)のことで、医療従事者の防護具として使われているものです。

製造元のスリーエム(3M)社によると、各病院とワシントン州病院協会が3Mとは無関係の販売業者から100万ドルあまりで購入したマスクの中に、3M製でないロット番号が含まれていた模様です。

なお今回、発見された偽物のN95マスクの性能については不明だとしています。

CNNニュースの2月9日の記事

偽物の流通が急増中

また、CBSニュースによれば、アメリカ合衆国税関・国境警備局は新型コロナウイルスのパンデミック以降、すでに1500万枚もの偽物マスクを押収したと言います。

そして全アメリカ国民が高性能マスクや検査キット、医薬品の心配をしているまさに今、市場に出回るN95マスクの偽物が増えているのです。

“What we’ve seen is there certainly is a market for these.”

“N95 is a really desirable mask right now and really likely to be counterfeited.”

私たちが見てきたのは、そこに確かに需要があるということだ。

N95マスクは今、本当に必要とされているマスクであり、そして本当に偽造されやすい。


CBSニュースは、偽物のN95マスクがアメリカの安全基準を満たしていない可能性を強調しています。

CBSニュースの2月5日の記事

本物である証明 本物を購入するには?

CNNニュースの2月6日の記事によれば、偽物を見分ける一番のポイントはNIOSH(アメリカ合衆国労働安全衛生研究所)の審査を通過したというスタンプがあるかどうか、だと言います。

CNNニュースの2月6日の記事

ところが2月4日のCDC(アメリカ疾病対策予防センター)の報告によると、すでにNIOSHのスタンプや記載がある偽物も出回っているとのことです。

CDC(アメリカ疾病対策予防センター)はNIOSH(アメリカ合衆国労働安全衛生研究所)の承認を得ていない一部のマスクをwebサイト上で公開し、利用者に注意を呼び掛けています。

CDC(アメリカ疾病対策予防センター)の2月4日の報告

先述のCBSニュースはN95マスクの購入について、AmazonやeBayなどオンラインマーケットに出店している販売業者から買うのではなく、直接、製造元あるいは正規代理店から購入することを勧めています。

スリーエム(3M)による偽N95マスク販売業者提訴のニュース

日本では厚生労働省が定めた国家検定規格に適合したマスクであるDS2マスクがありますが、アメリカのN95、ヨーロッパのFFP2、オーストラリアのP2など各国の医療用マスクの安全基準も同様にそのまま取り入れていますので、DS2マスクだけが唯一の正規医療マスクというわけではありません。

言い換えれば、多様な安全基準を満たした医療用マスクの真偽を見定めるのは難しく、個々の購入者が用心深く本物の医療用マスクを見極める必要があるということになります。

安全性が証明された正規の認証付き高機能レスピレーター・マスクは、正規の販売事業者から購入するようにしたいものです。