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病院内クラスターの新たな感染をレスピレーター・マスクで防ぐ

北海道の病院にて新型コロナウイルスのクラスターが発生

 

看護師と患者、合わせて12人の新型コロナウイルス感染が発生した北海道釧路市内の病院の事案から、人手・医療物資などが手薄な地方病院や医療機関でクラスターが発生した場合、通常医療の提供が困難な局面に直結する実情がNHKニュースで明らかになりました。

院内クラスター発生の流れは、高齢の新型コロナウイルス感染者の受け入れ、担当看護師が感染、感染した看護師が無症状の状態であったため、そこから一気に院内に広がった、と言う事です。

院内クラスター発生の影響

  • 人手不足により、1ヶ月間通常外来診療や手術を中止する事態が発生
  • 新型コロナウイルス以外の入院患者にも感染の恐れがあり、退院や転院が出来ない事態が発生

病院側の対応

  • 新型コロナウイルス患者に限らず、一般入院患者の対応時も「N95」と呼ばれるアメリカ合衆国規格のレスピレーター・マスク(認証付き高機能マスク)やフェイスガード、医療用ガウンなどを着用

認証付き高機能マスクで新たな感染を抑える

今回のような地方都市の病院及び医療機関では看護師やスタッフの数が不足気味なことが多く、院内クラスターの発生は通常医療の提供を難しくし、地域医療の医療崩壊を招きかねないことが浮き彫りになったと思います。

今事案の病院では、厚生労働省等の策定したガイドラインに沿い、医師及び看護師はサージカルマスクやフェイスシールド等々の感染予防策を施した上で新型コロナウイルス感染者の対応にあたっていたようですが、高齢の感染者を介助する場合は、「耳が遠いため顔を近づけて話す」「大きな声で話す」、これらの事からマイクロ飛沫が漂い、サージカルマスクでは感染を防ぎ切ることが出来なかったようですが、

保健所の指導のもと、「N95」と呼ばれるアメリカ合衆国規格のレスピレーター・マスクに替えたところ、新たな感染者の発生を抑えることが出来た。

との事です。

しかし、病院内でのアメリカ合衆国規格のレスピレーター・マスク「N95」の備蓄は少量で、急遽国からの提供に頼ったとの事です。

今後、各病院及び医療機関において、一般患者への対応時も認証付き高機能マスクの着用が推奨された時に、アメリカ合衆国規格の「N95」の備蓄が懸念されます。

「コロナ医療」と「通常医療」の両立

今回クラスターが発生した病院は本来コロナウイルス感染症の指定医療機関ではありませんでしたが、近隣他病院の受け入れ体制がひっ迫したため、受け入れに協力、今回のクラスターに繋がったようです。

人手不足の影響から看護師が、一般病棟と新型コロナウイルス病棟を行き来した事で、院内感染が拡大した模様です。

病院長はNHKニュースの取材に対し、「あっという間に院内に感染が広がり、クラスター化してしまうウイルスで、通常の感染対策では防げないということを経験したので、今後各医療機関と情報共有をしながら再び感染が広がらないよう備えていきたい」と話しています。

記事引用元: NHKニュース     
北海道 クラスター発生病院 “地方では通常医療の提供困難に”