Categories特集記事

ヨーロッパにて一般人へのレスピレーター・マスクの推奨、義務化始まる

P2レスピレーター

ドイツで認証付き高性能マスクの着用義務化

2021年1月18日、ミュンヘンを州都とするドイツのバイエルン州である試みが始まりました。

それは州民に公共の場での認証付き高機能マスク=FFP2レスピレーターの着用を義務付けるというものでした。
FFP2はP2およびN95と同等とされる、ヨーロッパにおける高性能マスクの安全規格です。

この厳しい制約が課された背景には、イギリス国内で爆発的な蔓延を続けている新型コロナウイルスの変異株への危機感がありました。

イギリスの壊滅的な状況を目の当たりにし、メルケル首相は同19日、FFP2レスピレーター着用義務化をドイツ全土へ拡大しました。

奇しくも認証付き高機能マスク義務化当日の18日に、バイエルン州の山間部の町ガルミッシュ=パルテンキルヒェンで、イギリス変異型とも南アフリカ変異型とも異なる変異種が見つかっていました。

バイエルン州と接する隣国オーストリアもこの動きに追随し、1月25日より国内全土で認証付き高機能マスクの着用義務化を決定しています。

公共交通機関を利用する場合のみならず、すべての商店、スーパーマーケットへ入店する際にもFFP2レスピレーターの着用が必要になります。

イギリス変異型の猛威

イギリスでは1月19日、新型コロナウイルスおよびその変異型により1日当たりの死者数が過去最多の1610人となりました。

すでに420万人以上が一回目のワクチン接種を終えているにも関わらず、です。
イギリス変異型は通常のウイルスに比べ、約1.7倍もの感染力があることが分かっています。

イギリス国家統計局(ONS)によれば昨年12月時点で同国の10人にひとりが抗体検査で陽性だったとする推計を公表しています。

医療現場も危機的状況にあり、国営の国民医療サービス(NHS)イングランドの調査によると、

  • 手術を要するのに後回しにされた患者は約446万人
  • 救急病棟に運ばれた人の4人にひとり(約9万人)が病床を見つけるまで4時間以上の待機
  • さらにそのうち4000人は12時間以上も待機せざるを得なかった

と発表されています。

ドイツ、オーストリアの「先手」とも言える認証付き高機能マスクの着用義務化の裏には、こうしたイギリスの二の舞になってはいけないという決意が感じられます。

フランスもマスクの性能を重視する動き

ドイツ、オーストリアに続きフランスも1月21日にベラン保健相より、国民に医療用マスクの使用を勧告する方針を明らかにしました。

通常のマスクでは十分な予防効果が得られないと理由づけられています。

公衆衛生高等評議会(HCSP)がすでに同18日に「サージカルマスク(医療用不織布マスク)またはカテゴリー1のマスクを推奨する」と発表していました。

フランスのカテゴリー1マスクとは、微粒子ろ過効率が90%以上のものと規定されています。

ドイツ、オーストリアに続きフランスもマスクの性能を注視している内容となりました。

世界は今、改めてマスクの性能に注目し、より性能の高い認証付き高機能マスク=レスピレーターの一般への普及が急務となっています。

WHOによる集団免疫の見通し

WHO(世界保健機構)では先立つこと1月11日、ソーミャ・スワミネイサン主任科学者より、多くの人が免疫を獲得してパンデミック(世界的流行)が自然に終わる状態「herd immunity=集団免疫」について、「2021年内にはいかなるレベルの集団免疫にも達しない」との見解が発表されていました。

すでに4000万回以上のワクチン接種が世界中で行われましたが、新興国を含む世界全体に行きわたるにはまだまだ時間が掛かるとしています。

つまりまだましばらくは私たち日本人もマスク着用や入念な手洗い、ソーシャルディスタンスが必要だということです。

日本へ迫りくる危機

日本の我々にとって、イギリスの危機的状況は対岸の火事なのでしょうか。

ドイツ、オーストリア、フランスが持った危機感は遠い国の出来事と済ませてよいのでしょうか。

すでに報道の通り、日本国内でも1月18日に静岡県で男女3人がイギリスの変異株の新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。
3人ともイギリスでの滞在歴はなく、滞在者との濃厚接触もないことから、この事例はイギリス変異株の国内最初の市中感染だと考えられています。

止まらない感染拡大、変異型ウイルスという新たな恐怖。

日本でも今、マスクの性能を見直し、より性能の高い認証付き高機能マスク=レスピレーターの一般への普及が検討されるべき時に来ています。

AMD社の「P2レスピレーターT4」は日本国内でお手軽に入手することができるオーストラリア産の認証付き高機能マスクです。

オーストラリアとニュージーランドの産業用マスクに関する規格、AS/NZS 1716:2012のP2規格をただクリアするどころか、さらに高いろ過性能を誇っています。

一般への接種開始は5月だとも報道されているワクチンをただただ待つだけでなく、日常生活でP2レスピレーターを着用し、新型コロナウイルスの感染拡大防止に高い意識と決意を持って取り組んでいきましょう。

P2レスピレーター
進む認証付き高機能マスクへの推奨と義務化